邦画の強み。日常の中の非日常

廃油です

俺は結構映画見るんですけど、俺が面白いと思った映画のほとんどは洋画です

別に外国かぶれとか通ぶってるとかではなくて単純に洋画のほうが邦画よりも面白いから

しかーし、邦画のなかでもある特定の雰囲気を持った映画に関しては大好きなのです

その特定の雰囲気というのが、日常の中の非日常です


日常の中の非日常ってどういうこと?

映画に求めるものというのは人それぞれ違うとは思いますが、自分の世界とは違った世界を楽しみたいという気持ちは、映画を観る多くの人が思っていることではないでしょうか

自分の世界とは違ったもの。たとえば魔法で戦う世界であるとか、洋画であればそれだけで自分の世界とは違いますし、邦画でも闇金の世界とか違法カジノの世界とかは普通に生活していれば体験できるものではありません

非日常というのはそういうことです。普通に生活していたらありえないこと・自分が経験したことのないことなどなど

これを日常のなかに取り入れる。超現実的な、自分が住んでいる街と何一つ変わらないところに上記のような非日常的な出来事が入り込んでくる

そういう映画に関しては邦画ってめちゃくちゃ強いと思うんですよ

まず、日常の部分が自分たちに近いから非日常との差が大きくなる

次に、邦画は別に派手さを期待されているわけではないから、繊細な映像を撮ることができる

つまり、日常から離れすぎずに非日常を取り入れることができれば、日本人が見て面白いと思うような邦画が完成するというわけです。たぶん

実写化が失敗する原因は日常から離れすぎてしまうから

邦画には(特に最近は)漫画を実写化した作品が数多くあります

そして、それらの実写化作品は発表するたびにボロクソに叩かれています

それはなぜか。日本の映画は日常から離れすぎてはいけないのに離れすぎてしまうからです

ファンタジー作品の実写化の多くは、半日常のなかに非日常が入っている状態になっています

日常の中に非日常を取り入れたときには緊迫感やワクワク感というものが生まれますが、半日常の中に非日常が入ったときに、人は違和感を感じるようになります

その違和感が、「コスプレにしか見えない」「しょぼい」といった感想につながるのです

日常の中に非日常を取り入れることができている作品

岩井俊二監督はこれがめっちゃうまい

岩井監督の作品のなんともいえない雰囲気の要因ですね。最高です

リリイ・シュシュのすべては世界観的にはかなり現実に近い。思春期の葛藤であったりとか変化であったりとか。リリイ・シュシュのすべてのなかで起きる事件の1つだけなら現実で起こる可能性もあります

しかし、事件が複数起きてそれがどんどん絡まっていくあの感じは非日常としか言えません。それがリリイ・シュシュのすべての非日常感です

実写化作品で成功したと言われている作品も例に挙げてみましょう

カイジも現実的な世界で起きていることを描いた作品ですね

でも実際あんなゲームを行わせる企業なんてありえないし、仮にあったとしてもどん底の人生を歩んできた人間が勝てるわけがない

のだめカンタービレもそう。あれだけ才能を持った人たちが偶然集まるなんてフィクションのなかだけ

全部、現実に近い世界の中で起きていて、100%ありえないわけではないけど、絶対にありえない。そういう世界が描かれています

邦画業界には強みをいかしてほしい

商業的なことを考えると海外に売り出せるような派手な作品を作りたいのはわかるんですけど、それは海外に任せて邦画は独自路線を進んでほしいです

「日本の映画業界は金がかけられないから仕方がない」って言う人もいるけど金がないならむしろ中途半端にCG使ったりせずに現実路線でいきましょうよ。キサラギとか絶対金かかってないけど面白いじゃん

というわけで、映画好き大学生による邦画評でした。相変わらず文章まとまってねぇな

バーイ

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